12914女性の抜け毛は季節が大きく関係していると言われています。
一般的に人間は1日に100本近い毛が抜けるとされており、抜け毛自体は毎日自然に発生しています。

しかし、あまりにも抜ける本数が多くなったと感じている場合は、季節が関係していると考えた方がいいでしょう。

抜け毛の量はヘアサイクルが関係している

ヘアサイクルとは、髪の毛が生え変わる周期のことです。
ヘアサイクルには成長期・退行期・休止期の3つの期間があり、髪の毛はこのサイクルによって抜けたり生えたりを繰り返して、定期的に生まれ変わっているのです。

成長期

成長期は、髪の毛が生え始めてから太く長く成長していく期間です。
女性の場合の成長期は4年~6年程度といわれており、ヘアサイクルが正常ならば、その間ずっと伸び続けていきます。
髪の毛は1年で15cmほど伸びますので、6年間伸ばし続ければ90cmにもなるのですね。

退行期

退行期は約2週間くらいの期間です。
退行期に入ると、成長期を過ぎた髪の毛が徐々にその成長を止めていきます。

休止期

休止期は約3ヶ月~4ヶ月程度の期間で、完全に成長を止めた髪の毛が留まっている状態で、毛根の奥では次に生えてくる髪の毛が生まれつつあります。
成長が止まって後は抜け落ちるだけの状態になっているので、ブラッシングなどのちょっとした刺激で抜けていったり、新しく生まれた髪の毛が成長することで、押し出されて自然と抜け落ちていきます。

ヘアサイクルが乱れると抜け毛が増える理由

正常なヘアサイクルならば、9割程度はもっとも期間の長い成長期にあるため、自然に抜けていく髪の毛はそれ以外の1割程度になります。
数で言うと、個人差はありますが1日50本~100本くらいは自然に抜けていっているのです。
抜け毛の量が気になる人は、目安にしてみてください。
しかし、ヘアサイクルが乱れて成長期が短くなると休止期になる頻度が多くなるので「自然に抜ける毛が多くなる」というわけなのです。

女性の抜け毛が増える季節は秋

ヘアサイクルによって毎日自然に抜け毛は発生しているのですが、時期によって妙に抜け毛が増えることもあります。
抜け毛が増える原因は人によってさまざまですが、考えられる主な理由として、

・ヘアサイクルの乱れ
・ホルモンバランスの乱れ
・炎症やかゆみなどの頭皮トラブル
・乾燥や過剰な皮脂などによる頭皮環境の悪化
・栄養不足や血行不良
・ストレスや生活習慣の悪化

などが挙げられます。

そして、女性の抜け毛は、特に秋に増えると言われています。
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春や秋は、動物の体毛が生え変わる時期でもあり、人間も季節の変わり目に体調が変化することが多いですよね。
特に、秋は夏の疲れが出てきて不調を訴える人も多く、髪の毛も夏の間に浴びた強烈な紫外線によるダメージが蓄積されていき、秋になって抜け毛として影響が出てくるのです。

夏の間のダメージが蓄積している

夏は気温が高く紫外線も強くなります。
頭皮は紫外線を浴びやすいため、対策をしていないと頭皮が軽い火傷のような状態になり、炎症が起きたり乾燥しやすくなるので、頭皮環境が悪くなってしまいます。

また、暑くて汗をかくことにより、ほかの季節よりも皮脂が溜まりやすくなるほか、エアコンが効きすぎて乾燥することなども影響しています。
こうした夏の影響はすぐに抜け毛に発展するわけではないので、夏の間に抜け毛が増えるわけではありません。
先にご説明したヘアサイクルが乱れてしまう結果、10月や11月頃の秋になってから抜け毛となって現れることが多いのです。

細くて短い抜け毛が増える

夏の間のダメージによりヘアサイクルが乱れると、成長期が短くなり、髪の毛が十分成長しないまま休止期に入って抜け毛となってしまいます。
成長期が短く、十分成長しないまま抜け落ちてしまうので、細くて短い抜け毛が増えるのが特徴です。
ふだんの抜け毛と違って、細くて短い抜け毛が目立つ場合は、ヘアサイクルの乱れを疑ったほうがいいでしょう。

栄養不足も関係している

髪の毛の健やかな成長には、ほかの組織と同じく、食べたものから摂取する栄養素が必要です。
特に、髪の毛の育成に必要なのは、主成分であるケラチンを作り出すアミノ酸を含むたんぱく質、亜鉛や葉酸、ミネラルなどです。
こうした栄養素がしっかり摂れていないと、髪の毛が育ちにくくなってしまいます。

夏の間は食欲がなくなって自然に食べるものが減ってしまったり、そうめんやスイカ、かき氷など、水分が多くて冷たいものが中心になって栄養が偏ってしまうことも多いでしょう。
また、若い女性は夏の間に水着を着れるように、無理なダイエットをして過度な食事制限をする人も少なくありません。
髪の毛に栄養が行き届くまでには時間がかかりますので、こういった夏の間の栄養不足も、秋に増える抜け毛の原因になることがあるのです。

point女性の季節と抜け毛の関係は根深く、しっかり理解しなければ髪の毛はどんどん抜けていってしまうでしょう。

季節の抜け毛を防ぐための対策法

秋に抜け毛が増える現象を少しでも減らすためには、夏の紫外線が厳しい季節にしっかりと頭皮を守ることが重要となります。

まだそれほど暑くない初夏の5月頃から紫外線は強くなっていますので、油断しないようにしましょう。
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夏の間のダメージを減らす

そこで役立つのが帽子や日傘などのアイテムです。帽子や日傘を身に着けることで紫外線から頭皮をガードすることができるだけでなく、紫外線によって増えるシミやシワなどを防ぐことにもつながります。

エアコンにより頭皮が乾燥してしまう場合には、頭皮の保湿をしたり、マッサージをして血行を良くしてあげることが効果的です。

pointただ注意しなければいけないのは、帽子を長時間被り続けることです。頭皮が蒸れてしまい、逆に髪の毛にダメージを与えてしまいます。適度に頭皮に空気を送るなどして蒸れないように注意しましょう。

しっかり栄養を摂る

暑い時期にはどうしても食欲が落ちてしまいがちですが、できるだけ野菜や肉・魚、チーズやヨーグルトなどの乳製品、海藻や豆類などバランスよく食べるようにしましょう。
きちんと食事を取らないと、体力が落ちて夏バテしやすくなるので、スパイスや酸味などを利用して、食欲が増すように工夫してみてください。
どうしても食事がとりにくい場合は、サプリで栄養補給するのもおすすめです。

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頭皮を清潔に保つ

夏の間は汗をかくことも多いので、頭皮の皮脂が酸化して炎症が起きたり、フケやかゆみが生じやすくなります。
炎症やかゆみがあると掻きむしって頭皮を傷つけて悪化させてしまうので、できれば毎日頭を洗って、頭皮を清潔に保つようにしましょう。

ただ、洗浄力の強すぎるシャンプーは、頭皮の刺激となったり、必要な皮脂まで落としてしまうおそれがあるので、シャンプーしてもかゆみやフケが改善されないという人は、ご自分に合ったシャンプー選びをしてくださいね。

*敏感肌の人でも使えるやさしい洗浄力のシャンプーの効果はこちらをご覧ください⇒抜け毛を改善する成分とは?マイナチュレシャンプーの効果を口コミから検証!

生活習慣を見直す

抜け毛は思わぬところに原因があったりします。
たとえば睡眠不足やストレス、運動不足などによって頭皮に栄養を届けるための血流が滞っていると、髪の毛が育ちにくくなります。
また、女性ホルモンのバランスが崩れることで、抜け毛を促す男性ホルモンが優位に立ってしまうこともあります。

特に思い当たる原因がない場合は、日ごろの生活習慣が関与している可能性があります。
お風呂にゆっくり入ってリラックスして熟睡する、簡単な運動を取り入れる、ストレスを解消できるような趣味を楽しむなど、できる範囲で生活習慣を見直してみてください。

メカニズムを知って抜け毛を防ごう

12917このように季節と抜け毛の関係は深いため、抜け毛に悩んでいる人はまずメカニズムをよく理解して、なぜ髪が抜けてしまうのかを知っておくことが大切です。

メカニズムを知れば抜け毛に対しての不安もなくなり、ストレスや怖さを感じることもないでしょう。

日本は四季のある美しい国ですが、それ故に頭皮には困難な時期もやってきます。

これは日本で暮らす以上は避けては通れない事情なので、季節に応じてしっかりと対策を施していきましょう。そして抜け毛に悩まされない、快適な日々を過ごしていきましょう。