枕の素材でこすれる抜け毛

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朝起きると、抜けた髪の毛が枕の上にたくさん落ちているという経験をしたことはありませんか?

シャンプーやドライヤーなどをしている時には抜け毛が目立たないのに、寝ている間の抜け毛が多いという人は、ふだんお使いの枕の素材が関係しているのかもしれません。

その原因は、枕の素材が悪かったり、自分に合わない枕を使っていることなどが考えられます。
特に枕カバーの滑りが悪いと、寝返りをうった時に摩擦で髪の毛が抜けてしまうこともあるんです。

寝返りの際の運動量は結構高め。それゆえ枕と頭皮の摩擦の強さも強く、髪の毛が引っ張られ、毛根から抜けてしまう事態になってしまうのです。

AGAなどの脱毛症の対策を考える前に、枕の素材を見直してみることで、抜け毛を防げるかもしれません。
また、枕の素材を見直すとともに、質の良い睡眠を取れるように、熟睡できる枕を選ぶようにしましょう。

枕の素材について

睡眠中に起こっていることは自分では確認できませんので、本当に枕でこすれているせいで髪の毛が抜けているかは判断しにくいものです。
まずは、お使いの枕が自分に合っているかどうかもあわせて確認するために、枕の素材の種類について考えてみましょう。
あなたはどんな枕をお使いですか?

*低反発枕

低反発枕は、弾性と粘性のあるウレタンフォームでできている枕です。
・メリット
腰痛予防などにも用いられる低反発マットレスと共に人気の素材で、使う人の頭の形や角度に合わせてしっかりホールドしてくれます。
反発力が低くて、ゆっくり形状を変えるので寝心地は抜群です。
・デメリット
みっちりとつまった素材なので、通気性が悪いのが大きなデメリット。
夏は熱や湿気がこもりやすくなりますし、気温の低い冬は硬くなるという特性があります。

*羽根枕

水鳥の羽毛がつまった枕です。
・メリット
ふんわりした感触が心地よく、保湿性や吸水性に優れているので、季節に関わらず快適な睡眠に導きます。
・デメリット
とても軽くて柔らかいので、人によっては頭が沈み過ぎて寝つきや寝返りしにくい場合があります。
また、長く使っていると羽毛がカバーを突き抜けて出てきてしまうこともあるので、カバー選びにも気を使います。

*そばがら枕

そばの実の殻を乾燥させたものがつまった枕です。
・メリット
適度な硬さで安眠しやすく、放熱性や通気性が良いので暑い夏でも快適です。
中に入っているそばがらの量を増減すれば、簡単に硬さや高さを調整できます。
・デメリット
定期的に天日干しするなどのお手入れを怠ると、虫が発生することもあります。
また、そばアレルギーの人は使わないように注意しましょう。

*わた入り枕

ポリエステルなどの人工繊維でできたわたが入っている枕です。
・メリット
ふんわりやわらかでクッション性があります。
一般的な枕として広く普及しているので、自分の好みに合ったものを選べます。
・デメリット
へたりやすいので、長く使っているとクッション性がなくなってしまったり、ものによっては通気性が悪くなったりします。

 

抜け毛を予防できる枕の選び方

枕の選び方は、その人の好みなども関わってきますが、ここでは、抜け毛を予防するために必要なことを基準に考えてみましょう。

摩擦力が少ないもの

寝ている間は、無意識に体を回転させて何度も寝返りを打ちます。
それほど強い力ではないかもしれませんが、摩擦によって頭皮と髪の毛にダメージを与えて、少しずつ抜け毛を促してしまうのです。
試しに、寝た状態で頭を左右に回転させてみると、思った以上に髪の毛が引っ張られているのを感じます。
これを解消するには、髪の毛をすべりを良くするような、摩擦力が少ないカバーや素材であることが必要です。

通気性がいいもの

枕は頭や首元が密着するので、熱がこもりやすくなります。
特に、夏の暑い夜には、思った以上に汗をかいて湿気もこもってしまいます。
そうすると、熱と湿気によって雑菌が繁殖しやすくなるほか、寝苦しくなって浅い睡眠になってしまう場合もあります。
質のいい睡眠は健やかな心身には欠かせないものですし、頭皮の湿気やべたつきも髪には良くありません。
枕は、できるだけ熱を放出しやすく、湿気がこもりにくい通気性の良いものを選ぶようにしましょう。

高さや硬さが合っているもの

枕にいろいろな素材のものがあるのは、それぞれの人に合ったものがバラバラだからです。
よく枕が変わると眠れないといいますよね。
骨格や体格に合った枕を選ばないと、首に負担がかかって血行が悪くなってしまいます。
肩こりや頭痛の原因になる場合もありますし、血行が悪いと頭皮に栄養が行き届かなくなり、抜け毛が進んでしまう危険性があります。
なかなか自分に合う枕が見つからないという人は、オーダーメイドの枕を作ってもらうのもおすすめです。

 

薄毛を予防するオススメ枕

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枕の素材を考えるうえで大切なのは、滑りやすさと柔らかさです。低反発枕などは頭部が枕にフィットしやすく、寝返りを打つとき摩擦が大きくなってしまうのでNG。
では、どのような枕を選べばよいのか?それは次のようなものです。

シルク素材などの滑りやすい枕カバー

タオル生地や布などの生地は、摩擦が強くなってしまいます。それとは対照的に、シルク素材やそれ風の枕カバーは滑りが良く通気性に優れているので、髪の毛にはとても良い素材です。

柔らかい枕

低反発枕はしっかり頭をホールドしてくれますが、硬めなので寝返りを打つ時に摩擦が発生しやすくなります。それに対して、羽毛などを使用した枕は柔らかく、寝返りを打ったときに頭部が逃げやすくなり摩擦も弱め。ですから抜け毛を予防するには柔らかい枕がおすすめです。

高さが自分に合っている枕

首の高さが自分に合っている枕、つまり肩こりを起こさない枕が良いです。肩こりは血行不良を招き、頭部への血流を悪くします。血行が悪くなると髪の毛が弱り抜けやすくなります。ですから、肩こりを起こさないような、自分に合った高さの枕を選ぶことが大切です。

自分に合う枕がなくても大丈夫!簡単にできる改善法

これまで、枕の選び方をご紹介してきましたが、必ずしも売っている枕で寝なければいけないというわけではありません。
お金や手間がかからず、上質な睡眠が取れて抜け毛が予防できる方法をご紹介しましょう。

枕なしで寝るのも効果的

実践している人も多いのですが、「枕なし睡眠法」というものがあります。
その方法は、名前の通り枕を使わずに眠るだけです。

やり方は簡単。今日寝る時から、今まで使っていた枕を使わずに、そのまま寝るだけでOKです。
寝方については、あおむけでもうつぶせでもいいので、自分が楽な姿勢で寝てみてください。
翌朝、目覚めた時に首や肩の痛みがなくスッキリ起きられたなら、枕なし睡眠法が合っているということです。

これによって首から頭にかけての血行が良くなり、頭皮に栄養が行き届きやすくなります。
実際に薄毛や抜け毛の予防として実践している人も多く、効果も出ているそうですよ。

ただ、注意したいのは合わない人もいるということ。
一度試してみて違和感があったり、首の痛みや肩こりが悪化するようなら、枕なし睡眠法はやめておきましょう。

タオルで簡易的な枕を作る

自分に合った枕がない、枕なしも合わないという人は、タオルで簡単に作れる枕がおすすめです。
枕を作るといっても、バスタオルを畳んだり丸めたりして、適度な高さにするだけです。
自分の首の位置に合わせて簡単に高さを変えられますし、タオルなので通気性がよく、そのまま洗えるので衛生的です。

寝る前にしておきたい頭皮ケア

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寝る前にぜひしておきたい頭皮ケアはシャンプー、トリートメント、ドライです。

シャンプーで頭皮を清潔にし、その日の汚れを落とします。またトリートメントを付けることで髪の毛をすべりやすくして、摩擦をやわらげてくれます。

そして、最も大切なのはドライ。ドライヤーでしっかり頭皮と髪の毛を乾かして寝るようにします。髪の毛が濡れている状態というのは、キューティクルが開いている状態。また、頭皮の肌も膨潤しており、そのまま寝てしまうことで摩擦のダメージをダイレクトに受けてしまいます。そして、雑菌やカビといった菌類も繁殖してしまい頭皮を余計に痛めてしまいます。

質の良い睡眠も育毛に効果的

質の良い睡眠は、育毛剤の効果にも影響しています。
それは、血行の悪さが関係しているからです。

育毛剤にも頭皮の血行を良くする成分が配合されていますし、頭皮マッサージなどで血行を良くする方法も推奨されていますよね。
髪の毛を育てるには、頭皮に栄養を行き渡らせることが重要です。そのためには血行を良くすることが欠かせないのです。

睡眠時間は、1日の1/4~1/3くらいの時間にあたりますし、寝ている間は自分で制御できないので、抜け毛や薄毛の予防には睡眠中に血行を良くするための対策が不可欠といえます。

まとめ

枕を変えたからと言って、すぐに抜け毛や薄毛が改善されるというわけではありません。
物理的な摩擦による抜け毛は多少軽減できますが、改善には数週間から1ヶ月くらいの期間を見るようにしてください。
そのうちに、起きた時に枕元にあった抜け毛の量がだんだん減ってくるようになることでしょう。

また、枕の摩擦程度で髪の毛が抜けてしまうということは、頭皮や髪が弱ってしまっていることが考えられます。
つまり、枕の見直し以外にも、別の抜け毛対策や育毛法なども併用したほうが良いということです。

枕選びも大切ですが、それと同時に、頭皮や髪の毛を強くするような方法も試してみてくださいね。